ウカンムリ日記
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皆さま、こんにちは。
突然ですが「ブックトーク」という言葉をご存じでしょうか。ブックトークとは図書館や学校などで行われることが多い手法で、一つのテーマのもとに、紹介する人(ブックトーカー)がさまざまな本を紹介することをいいます。同じテーマでも視点や角度が違うと思いがけない本に出会えたり、テーマへのいろんなアプローチにつながったり・・・。
このブックトークを守富環境工学総合研究所(Meel:ミール)風に!ということで、まずはミール読書部?の2人(ミールのスタッフです)が、ミール・ブックトークを始めることにいたしました。
題して、「読んでミール?」。
こころの中にある小さな本棚から、大好きな幾冊かを取り出して、素直な言葉でご紹介できたらと夢見ています。
第一回目のテーマはミールらしく「環境」をイメージして・・・「自然」というテーマを選びました。
ご感想やご意見、ご参加も歓迎いたします(お問い合わせフォームをご利用くださいね)。
では、スタート!

 

Book Talker  Naomi *********

(1)
星野道夫著
『旅をする木』(1995)文芸春秋
私の数少ない知っている本の中でおススメしたいのは「星野道夫」さんです。
星野さんはアラスカの厳しい自然の中で動物や自然の写真を撮りながら、詩のように美しい文章を紡ぎ出した方です。
アラスカでの事を書いたエッセイ「旅をする木」を読んでいると、自分もいつのまにかその自然の中に居るような感覚に何度も陥りました。
そして宝石のように美しい文章があちらこちらに散りばめてあり…それも魅力的です。
(2)
星野道夫著
『アフリカ旅日記  ゴンベの森へ』(1999)メディアファクトリー
こちらも星野さんの本です!アフリカでチンパンジーの保護活動に努力しているジェーン・グドールさんとの交流を書いたエッセイ「アフリカ旅日記」も、場所は変わっても自然と自然の中に暮らす動物たちに真摯に向き合う著者の姿勢は変わりません。
その後、星野さんがカムチャッカ半島で取材中にクマに襲われて、急逝されるという衝撃的な最期を遂げた事も、「自然」を考えるうえで、重要なことかと思います。
(3)
星野道夫著
『オーロラの彼方へ』(2001)PHPエディターズ・グループ
星野さんの多くの友人と夫人がまとめた「オーロラの彼方へ」は、星野さんの沢山の写真集やエッセイの中から厳選したものが入っています。星野さんの著作を手にするのは初めてという方は、先ずはこれを読んで星野ワールドに触れてみるのが良いかと思います。いかがですか?

 

Book Talker Chie *********
(4)
アーマ E. ウェバーぶん・え 藤枝澪子やく
『じめんのうえとじめんのした』(1968)福音館書店
ある日、仕事で訪れた森で、根っこをちょろんと出したどんぐりを拾いました。どう見ても、土にもぐり込もうとしている姿で、以来、私は根っこに大変な興味を抱くようになりました。興味を持つと、児童書または絵本に教えを求める私が手にした本が「じめんのうえとじめんのした」です。
著者はカリフォルニア大学で植物学を教え、古代植物学、植物病理学を研究されたそうです。お話は、地面の上と地面の下に暮らす動物の話から始まり、植物における地面の上と地面の下をポプラやにんじんの様子で伝え、さらに、植物と動物の関わりにつなげています。簡素な絵ながら地球の大きな営みのなかで生きていることを感じます。なお、こちらは5才〜小学生向き!
(5)
レイチェル・カーソン著 上遠恵子訳
『センス・オブ・ワンダー』(1996)新潮社
レイチェル・カーソンは『沈黙の春』を著したことでも有名な科学者ですが、『センス・オブ・ワンダー』には、レイチェルの姪の息子、幼いロジャーとともに探索したメーン州の海岸と森などの様子が語られ、不思議さに目を見張る感性「センス・オブ・ワンダー」を持つことへの願いがこめられています。没後に友人たちによって出版された本で、現在は1991年刊の再刊、グリーンの表紙のものを手に入れることができます。添えられている写真にもうっとり。
(6)
埴沙萌著
『植物記』(1993)福音館書店
大分県生まれの埴(はに)さんが、郷里の山野で植物の生態の撮影に専念されてつくられたすばらしい図鑑。「いっぽんの草がささやかに生きることのために、どれほど大きな英知と愛とが『自然』からそそがれていることか。そのことを伝えたいという思いもあって、この『植物記』をつくる決心をした」(「はじめに」より)。田んぼのあぜ道を定点観測するなど視点もユニーク。芽や茎、葉っぱもデザイン画のように楽しく配置。植物の排水を「夏の夜の宝石」といい、樹皮の模様を「幹のオーバーコート」というコピーライターがつけたかのようなタイトルも楽しみの一つです。
***
(写真は先日と同じ花壇の様子。一週間で一気に開花!つぼみのときは一種類と思っていたのに、咲いたら異なる色形が混じっていました。It’s so wonderful!!)

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