所長の経歴

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皆さまへのご挨拶

2018年4月18日、JR岐阜駅前に小さいながらも「守富環境工学総合研究所」を設立いたしました。
岐阜大学教授として在籍した20年近くは大学院工学研究科「環境エネルギーシステム専攻」に所属し、学科立ち上げから、自身の定年退職までお付き合いしてきました。
20年前といえば、「環境」と「エネルギー」を結びつけた学部も学科も部署名もまだない時代でした。ただ、経済産業省の中にあった旧・工業技術院(現・産総研)の「サンシャイン推進本部」に在籍時、「経済(Economics)・エネルギー(Energy)・環境(Environment)」の三位一体を目指した「ニューサンシャイン推進本部」の立ち上げに参画していたこともあり、「環境とエネルギー」は一体で解決すべき課題であることは強く認識していました。大規模国策エネルギーと小規模自家発エネルギー、地球規模環境と地域環境(公害)、ここに経済性が入り込み、「Triple-EのTrilemma(ジレンマが二つでトリレンマは三すくみ)」として、新世紀は「環境・エネルギー」を一体で扱うべきとの意を強く持って「環境エネルギーシステム専攻(中点はなし)」が岐阜大学に設立されました。
大学教育の任を2018年3月に終え、守富環境工学総合研究所を拠点として、新たな歩みを始めました。今後は地域産業振興の活性化、高齢化社会に向けた提言を行うとともに、地域のみならず地球環境の良化に向けて、みなさんと一緒に活動してゆきたいと思っています。
どうぞよろしくお願いいたします。

守富環境工学総合研究所 所長
守富 寛

Meel設立に至るまでの仕事

「環境デザイナー」という肩書きで、これからは仕事をしていこうと思います。
大学進学前の自分を振り返りますと、当時は高校へもあまり行かず、本を読み、下手なりに絵を書き、文章を書くことが趣味であり日課でもありました。いつかは “芸術家”の道を歩むものと思い、父母の仕事で持ち帰る“器や人形”を見ながら何となく「工業意匠」に魅せられ、ある時から「デザイナー」になることを夢にし、紆余曲折しつつ「芸術の道からプロセスデザイン」へと変貌しながらも、私はデザイナーと名乗ることができませんでした。
大学を退職してようやく、デザイナーと名乗った方がしっくりすることに気が付きました。
環境デザイナー。この中の「環境」とは今でも難しい言葉と思っています。

守富寛の詳しい業績をまとめました。以下のリンクをご参照ください。

経歴

1971年3月  愛知県立瑞陵高等学校卒業
1977年3月  名古屋工業大学工学部無機材料工学科卒業
1979年3月  名古屋工業大学大学院工学研究科無機材料工学専攻修士課程修了
1980年7月  北海道大学大学院工学研究科博士後期課程中途退学
1980年8月  北海道大学工学部付属石炭系資源実験施設 助手
1982年4月  北海道大学工学部付属直接発電実験施設 助手
1984年4月  北海道大学工学部付属金属化学研究施設 助手
1987年6月  米国オハイオ州立大学化学工学科 助手(1年3か月間)
1988年11月 通商産業省工業技術院公害資源研究所焼技術部燃焼機器研究室 技官
1991年10月 通商産業省工業技術院資源環境技術総合研究所熱エネルギー利用技術部 技官
1992年4月  通商産業省工業技術院総務部研究開発官付及び総務部地球環境技術企画官付
(ニューサンシャイン推進本部:石炭液化、石炭ガス化、国際協力担当、1年間)
1995年9月  岐阜大学工学部応用化学科 助教授
1999年4月  岐阜大学大学院工学研究科環境エネルギーシステム専攻 教授
2012年4月  岐阜大学 シニア(上席)教授
2012年4月  岐阜大学 留学生センター長(併任2014年3月31日まで)
2016年4月  岐阜大学 炭素繊維リサイクル研究センター長(併任2018年3月31日まで)
2018年3月  岐阜大学 退職
2018年4月  岐阜大学 名誉教授
2018年4月  守富環境工学総合研究所設立 所長(個人事業)

取得学位/工学博士(北海道大学) 1987年9月
論文題目:石炭液化に関する反応工学的研究
加入学協会/日本化学工学会、日本エネルギー学会、廃棄物資源循環学会(日本大気汚染学会、日本機械学会、日本伝熱学会、エアロゾル学会、混相流学会、日本燃焼研究会)

受賞歴

2010年2月  日本エネルギー学会 学会賞「石炭利用技術における環境影響物質の排出挙動と対策技術に関する研究」
2014年5月  廃棄物資源循環学会 有効賞「炭素繊維強化プラスチックからの炭素繊維の回収法の開発」
2018年10月   平成30年度環境大臣表彰(廃棄物・浄化槽研究開発功労者)

主な研究論文

1. 守富 寛, 森 滋勝, 阪口美喜夫, 荒木和夫, 森山 昭, 回転円筒炉における壁・粒子層間伝熱係数, 鉄と鋼, 64 (10), 1491-1498 (1978)
2. 守富 寛, 森 滋勝, 荒木和男, 森山 昭, 気系流動層の圧力変動特性, 化学工学論文集, 6 (4), 392-396 (1980)
3. H. Moritomi, T. Iwase, T. Chiba, A comprehensive interpretation of solid layer inversion in liquid fluidized beds. Chem Eng Sci., 37(12), 1751-1757(1982)
4. 守富 寛, 真田雄三, 千葉忠俊,石炭液化反応特性のシミュレーションによる考察, 化学工学論文集, 14 (2), 209-215 (1988)
5. 鈴木善三, 守富 寛, 石炭の循環流動層燃焼におけるN2Oの生成, 燃料協会誌, 69 (12), 1146-1151 (1990)
6. N. Fujiwara, Y.Fujita, K. Tomura, H. Moritomi, T. Tuji T, S. Takasu, S. Nicsa, Mercury transformations in the exhausts from lab-scale coal flames. Fuel, 81(16), 2045-2052(2002)
7. K. Ito, H. Moritomi, R. Yoshiie, S. Uemiya, M. Nishimura, Tar capture effect of porous particles for biomass fuel under pyrolysis conditions, J Chem Eng Jpn.,36(7), 840-845(2003)
8. 玉 永壮,守富 寛,神原信志,義家 亮,上宮成之,熱力学平衡計算に基づく石炭ガス化における微量元素挙動, 日本エネルギー学会誌, 84(5), 431-437(2005)
9. 服部隼人, 守富 寛, RDF燃焼における層内伝熱管腐食, 廃棄物資源循環学会論文誌, 20(3), 180-188(2009)
10. 板津秀人,神吉 肇,守富 寛,省エネ型熱分解法による長繊維リサイクル炭素繊維回収技術,廃棄物資源循環学会誌第24巻第5号,371-378(2013)

主な著書(単行本)

1. 流動層燃焼ボイラー・ガス化発電,流動層ハンドブック(分担執筆),日本粉体工業技術協会編,堀尾正靱,
森滋勝監修,培風館(1999)
2. 地球環境シリーズ 「水銀に関する水俣条約と最新対策・技術」 (排ガス中の水銀処理), シーエムシー出版(2014)
3. 大気環境の事典 (水銀に関する対策) 朝倉書店(2017)

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