皆さま、こんにちは。新型コロナウイルスの影響で思いがけない時間を過ごしていらっしゃる方も多いのではないでしょうか。守富環境工学総合研究所(Meel:ミール)でも、所長の在席率?が珍しく高く、思いがけない日々となっています。感染の終息を願うばかりですが、普段とは違う時間のなかで、さまざまな考えを進めておくことも大切ですね。
さて、少し遅くなりましたが、所長が現在連載中の情報誌、加工技術研究会発行のコンバーティング総合情報誌『コンバーテック』(2020年2月号)が発行されましたのでお知らせします。守富所長は「炭素繊維強化プラスチックの応用の現状と将来展望」をテーマに6回の連載を担当しています(今号で4回目)。これまでCFRP/CFRTPについて、現状の成形手法や海外のアプリケーション市場動向、またリサイクル技術の概要などを紹介してきましたが、今号から数回にわたり、日本国内のリサイクル技術・市場の現況や課題を掘り下げていく予定です。引き続き、ご興味のあるかたにお読みいただければ幸いです。
以下は、『コンバーテック』本誌にも記しました守富所長からのメッセージです。
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「CFRP/CFRTPのサーキュラーエコノミー実現に向けた関連企業交流会を構想しています」
日本ではCFRP/CFRTPのリサイクルについて、リサイクル技術自体は有望な技術が登場してきていますが、廃材の回収方法や再生材の用途などについて、多くの課題が山積しています。そもそもCFRP/CFRTPのバージン材の利用も、海外に比べて市場成長の規模が小さく、必然的に、リサイクル市場の立ち上がりの時期の予測が困難になっています。
そこで、CFRP/CFRTPに関連する川上から川下までの企業の皆様にお集まりいただき、市場の活性化やリサイクル手法、再生CFの応用展開などについて、ざっくばらんに意見を交換できる交流会の開催を構想しています。
具体的には市場の最新情報をお伝えする講演を行うほか、参加者の方々にグループに分かれてもらい、自社技術の紹介や市場への要望などについて意見を交わしていただき、各グループの人員を入れ替えながら、関連各社間でのコミュニケーションを深めていただこうというものです。
こうした取り組みを通じ、企業間のビジネスマッチングの促進や課題の共有化が進むことで、バージンCFRP/CFRTPの使用から廃棄、リサイクルまでのサーキュラーエコノミー実現に向けた足掛かりが生まれることを期待します。
今は構想段階ですので、ぜひ、皆様から講演会で取り上げて欲しいテーマや、企業間コミュニケーションの方法について、奇譚のないご意見をお寄せいただきたく存じます。よろしくお願い申し上げます。
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上記につきましてメッセージやご意見等をお寄せくださる場合は、本ウェブサイト内「問い合わせ」フォームをご利用くださいますようお願いいたします。
(スタッフC)
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